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ドイツ最量販コンパクトのオペル『コルサ』に限定車「YES」、鮮やかな3色展開で2.4万ユーロから
オペルは、コンパクトカー『コルサ』の特別限定モデル「YES」を欧州で発表した。コルサは2024年の登録台数で4年連続ドイツ国内の小型車販売台数No.1を達成しているモデル。限定車の投入でさらなるプレゼンス向上をはかる。
『コルサYES』の最大の特徴は、3種類の鮮やかな専用カラーだ。ユーカリグリーン、コバルトブルー、キスレッドという目を引く色彩で、街中での存在感を高めている。さらに、上位グレード「GS」の装備を標準搭載しながら、魅力的な価格設定を実現した。
パワートレインは、バッテリー式電気自動車、48Vハイブリッド、内燃エンジンの3種類から選択可能。これにより、多様なニーズに対応できる。価格は2万4130ユーロ(約394万円)からで、オンラインで簡単に注文できるシステムを採用している。
外観の特徴として、ブラックルーフを標準装備し、フロントグリルの「オペルブリッツ」ロゴと車体後部の「CORSA」ロゴもブラックで統一。16インチのバイカラーアルミホイールも標準装備だ。
内装では、外装色に合わせたグリーン、ブルー、レッドのアクセントを採用。多段階調整可能なブラックスポーツシートを装備し、快適性を向上させている。さらに、フロントシートヒーターや本革ステアリングヒーターなどを含むコンフォートパックも標準装備となっている。
EVの『コルサ エレクトリック YES』は3万0985ユーロ(約506万円)から。効率的なヒートポンプを標準装備し、オプションで三相11kWオンボードチャージャーも選択可能だ。
オペルのこの戦略は、環境への配慮と個性的なデザイン、そして使いやすさを求める現代の消費者ニーズに応えるものといえる。コルサYESの投入により、オペルは小型車市場でのリーダーシップをさらに強化することを目指している。