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BMW初のインド製EV、『X1ロングホイールベース』発表…航続531km
BMWは、インドで開幕した「Bharat Mobility Global Expo 2025」において、同社初のインド製EV『X1ロングホイールベース オールエレクトリック』を発表した。
X1ロングホイールベースは、全長4616mm、ホイールベース2800mmという大型のボディサイズを誇り、インド市場における5人乗りSUVの中でも最大級の車両となっている。外観デザインは、BMWの特徴的なキドニーグリルやアダプティブLEDヘッドライトを採用し、力強さと洗練さを兼ね備えている。
内装は広々とした空間設計と最新のデザインを融合させ、ワイドスクリーンカーブドディスプレイやアルミニウムメッシュエフェクトのダッシュボードなど、高級感あふれる仕上がりとなっている。また、ハーマンカードンサウンドシステムを搭載し、12個のスピーカーと205Wの出力でコンサートのような音響体験を提供する。
パワートレインには、BMWの第5世代eDrive技術が採用されている。フロントアクスルに搭載された電気モーターは、最大出力204hp、最大トルク250Nmを発生させる。66.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、MIDC基準で531kmの航続距離を実現。
充電性能も優れており、130kWのDC急速充電器を使用すれば、29分で10%から80%まで充電可能。さらに、11kWのAC充電器では0%から100%まで約6時間30分で充電できる。BMWは、インド国内の35都市にディーラーネットワークを展開し、電気自動車オーナー向けの充電インフラも整備している。
X1ロングホイールベースは、最新のBMW iDriveシステムを搭載し、音声やタッチ操作による直感的な操作が可能となっている。また、BMW Operating System 9を基盤とし、追加のデジタルサービスにも対応している。
この新モデルは、チェンナイにあるBMWグループ工場で生産される。