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ランチア『イプシロン』新型、カッシーナ仕様を出展…パリデザインウィーク2025
ランチアは「パリデザインウィーク2025」に、高級家具ブランドのカッシーナと協力して開発した『イプシロン エディツィオーネ カッシーナ』を出展した。
両社は自動車産業とインテリアデザイン業界において、イタリアンスピリットや研究開発、革新、持続可能性への取り組みなど、共通の価値観を持つプレミアムブランドだ。
パリのカッシーナストア前に展示された「イプシロン エディツィオーネ カッシーナ」は、多くの注目と称賛を集めた。この展示は、著名デザイナーのフィリップ・スタルクが手がけた新コレクションを紹介する「サムウェア・エルス」というインスタレーションの一環として行われた。
「イプシロン エディツィオーネ カッシーナ」は、快適性とイタリアンエレガンスを体現したモデルだ。外装にはランチアブルーのボディカラーを採用し、内装は細部にまでこだわった温かみのある洗練された雰囲気が特徴となっている。
カッシーナとのコラボレーションは、スタイリッシュなディテールや素材、色彩の選択に表れており、どこにいても自宅にいるような感覚を高めている。例えば、カッシーナの名を冠した多機能テーブルや、リブ織りのランチアブルーベルベットを使用したヒーター付きマッサージシート、リサイクルベルベットを用いた伝統的な「パンノ・ランチア」の再解釈など、随所に工夫が凝らされている。
このモデルは100%電気自動車とハイブリッド車の2種類のパワートレインを用意しており、多様なモビリティニーズに対応している。さらに、クラス唯一のレベル2自動運転機能や、ランチアの「エフォートレステクノロジー」を体現する先進的なS.A.L.A.インフォテインメントシステムを標準装備している。
ランチアは2025年までにフランスで25の新しいショールームと80のサービスポイントを展開し、最高のカスタマーサービスを提供する計画。これらの「カーサ・ランチア」ショールームは、明確で調和のとれた建築言語を用い、カッシーナの家具を配したエレガントで快適な空間となる予定だ。