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村田製作所、自動車の電子化・自動運転に貢献する最新技術出展へ…オートモーティブワールド2025

村田製作所は、1月22日に開幕する「第17回オートモーティブワールド」/「第17回国際カーエレクトロニクス技術展」に出展する。

この展示会では、カーボンニュートラル、電子化・電動化、自動運転、コネクティッド・カー、軽量化など、自動車業界の最先端テーマに関する技術が一堂に会する。

村田製作所は、近年急速に進化する自動車のニーズに応えるべく、安心・安全に貢献する高信頼性電子デバイスやAD/ADAS関連製品、設計効率化を促進するソリューションを紹介する。

高信頼性デバイスの分野では、世界シェアNo.1の「積層セラミックコンデンサー」や世界初の負のインダクタンスを活用したノイズ抑制部品「Lキャンセルトランス」などを展示する。これらの製品は、自動車のスマート化や電装化に不可欠な技術だ。

AD/ADAS関連技術では、悪天候でも視界を確保する「雨滴除去デバイス」や自動車の自己位置を高精度に検知する「慣性力センサー」などを紹介する。また、ルネサスエレクトロニクスとの協業による「温度検知ソリューション」も展示される。

快適性向上につながる新技術として、「CO2吸着フィルター」や「高速応答湿度センサー」、「吸音材」などを紹介。これらは空調管理や省エネ化、音の課題解決に貢献する。

さらに、ミリ波レーダーセンサモジュールを使った乗員の安心につながるソリューションや、タイヤ管理ソリューションなど、様々な社会課題解決に向けた提案も行う。

設計支援の分野では、数値解析シミュレーションソフトウェア「Femtet」や、リチウムイオン二次電池の特性解析・劣化診断ソリューションなどを紹介し、自動車メーカーの設計効率化を支援する。

村田製作所は、セラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行う世界的な総合電子部品メーカー。独自の技術基盤を活かし、エレクトロニクス社会の発展に貢献していく姿勢を示している。