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子どもを持つ親の34%が先進運転支援システムに関心…日産が欧州で調査
日産自動車(Nissan)の欧州部門は4月8日、小さな子どもを車に乗せる機会の多い親に対して行った意識調査の結果を公表した。全体の3人に1人(34%)が次の車を選ぶ時、先進運転支援システム(ADAS)を装備したいと回答したという。
この調査は、日産モーターヨーロッパが欧州各国で実施したもの。小さな子どもを持つ親のおよそ5000名が参加している。
小さな子どもを車に乗せて運転している時、ドライバーは子どもに気を取られて、注意散漫になりがちだ。調査した親の10人のうち6人以上(63%)が、車内で子どもの兄弟ゲンカなどの問題が起きた場合、運転に集中するのが難しいと認めている。
また、このような状態に陥った時、親の3人に1人は赤信号を見落としたり、危険の認知が遅れて急ブレーキをかけたりした経験があると回答した。
調査では、全体の3人に1人(34%)が次の車を選ぶ時、先進運転支援システム(ADAS)を装備したいと回答した。先進運転支援システムには、自動ブレーキ、車線逸脱警告、アダプティブクルーズコントロールが含まれる。
日産は欧州市場において、『リーフ』に「プロパイロット」を搭載。続いて『エクストレイル』や『キャシュカイ』に、プロパイロットを採用する予定だ。日産モーターヨーロッパは、運転に集中し続けることが常にドライバーの最優先事項。危険な状況を検知し、事故を防ぐ技術が搭載されていれば、ドライバーはゆとりを持って運転に集中することができる、としている。