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ランチア『ガンマ』新型、ハイブリッドとEVを設定…2026年からイタリアで生産へ
ステランティスは、新型ランチア『ガンマ』の生産を2026年からイタリア・メルフィ工場で開始すると発表した。
同社の卓越した生産拠点の一つとして知られるこの象徴的な工場は、優れた生産品質と電気自動車への移行における戦略的役割が評価され、選ばれた。
新型ガンマのメルフィ工場での生産決定は、ステランティスのイタリア製品推進への取り組みを反映している。この選択は、ランチアのイタリアンルーツとのつながりを強化するだけでなく、革新的で最先端の製品を生み出し、地域および国全体の経済を活性化するために地元に投資することの重要性を強調している。
新型ガンマは、イタリアで設計・開発され、2026年からメルフィ工場で生産が開始される。このフラッグシップモデルは、持続可能性と高性能へのイタリアンブランドの取り組みを体現しつつ、数十年にわたってランチアを特徴づけてきた独特のエレガンスを称えている。
具体的には、新型モデルは新しいSTLA Mediumマルチエネルギープラットフォームで構築され、パワートレインはハイブリッドとEVの搭載が可能となる。新モデルに電動パワートレインを搭載する決定は、現在の市場動向に直接応えるものであり、あらゆる種類のモビリティニーズを満たすことができる。これにより、生産の増加と、グローバル市場におけるブランドの競争力向上が見込まれる。
メルフィ工場は、イタリアの職人技術と技術革新の象徴。1994年に開設されたこの工場は、イタリアの芸術性と最先端の製造技術を融合させ、国内外の自動車生産の要となってきた。さらに、高度に自動化された生産プロセスと持続可能性への強い焦点により、同工場はステランティスの電動化戦略において重要な役割を果たしている。
新型ガンマの生産は、ランチアにとってこの工場への回帰を意味する。以前、1995年から2003年にかけて、第2世代の『イプシロン』がここで生産されていた。この決定により、イタリアの自動車産業の伝統と革新が再び結びつき、ランチアブランドの新たな章が始まることとなる。