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紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティは、広州モーターショー2024において、SUV『QX60』をベースにした『QX60コンセプト』を初公開した。
このコンセプトカーは、中国国内で生産される3列シートのQX60をベースに、地元顧客の意見を取り入れて開発されたワンオフモデルだ。
外装は「シャドーパープル」と呼ばれる特注カラーで仕上げられており、ラジエーターグリル、ホイール、サイドモールディングにはローズゴールドのアクセントが施されている。さらに、ルーフラックと同色のルーフボックスが追加の収納スペースを提供している。
この独特の紫色は、自然界で最も息を呑むような光景のひとつ、北極のオーロラからインスピレーションを得ている。光の当たり方や見る角度によって、深いインディゴブルーと微妙な虹色が混ざり合い、光の波が揺らめく夜空を思わせる魅惑的な色合いを醸し出している。
内装は、ソフトなモーブカラーのレザートリムが特徴的で、2列目にはキャプテンシートが採用されている。このシートには、ヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能が統合されており、さらにクールボックスとリアエンターテイメントスクリーンも装備されている。
この特別仕様車は、インフィニティの創立35周年を記念して製作されたもので、広州、北京、成都の顧客からの意見を取り入れて共同開発された。
インフィニティのこの取り組みは、顧客の声を直接製品開発に反映させる新しいアプローチといえる。