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MINI『クーパー・コンバーチブル』、本拠地英国で9年ぶりにラインオフ
MINIは11月18日、新型『クーパー・コンバーチブル』の生産を英国オックスフォード工場で開始したと発表した。同車の英国での生産は2015年以来、9年ぶりとなる。
新型となる第4世代のMINIクーパー・コンバーチブルは、外観デザインの刷新、持続可能な内装材の採用、革新的な車載技術の搭載など、大幅な進化を遂げている。このモデルは、すでに同工場で生産されている『クーパー3ドア』および『クーパー5ドア』に加わり、オックスフォード工場はMINIクーパーファミリーの生産拠点として位置づけられることとなった。
新型コンバーチブルの生産は、英国内のBMWグループ3工場の協力体制で行われる。スウィンドン工場がボディプレスと部分組み立てを担当し、ウォリックシャー北部のハムズホール工場が最新の4気筒ガソリンエンジンを製造。これらの部品がオックスフォード工場に集められ、車体製造、塗装、最終組み立てが行われる。
MINIコンバーチブルは2001年のブランド再出発以来、MINIファミリーの象徴的存在であり続けている。初代モデルは2004年に発表され、2008年までにオックスフォード工場で16万台が生産された。第2世代は2009年に登場し、2015年までに16万5000台が同工場で製造された。
第3世代は一時的にオランダのVDLネッドカー社で生産されていたが、今回オックスフォード工場に生産が戻ってきた。同工場は2023年に創立110周年を迎え、英国の自動車生産の20%以上を担う重要拠点となっている。
新型MINIクーパー・コンバーチブルは、163hpと204hpの2種類のガソリンエンジンから選択可能となっている。