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ルノー『5』新型とアルピーヌ『A290』、欧州カーオブザイヤー最終選考に
ルノーグループは、新型EVのルノー『5 E-Tech』とアルピーヌ『A290』が欧州カー・オブ・ザ・イヤー2025の最終候補7台に選出されたと発表した。
欧州23か国から集まった60人のジャーナリストで構成される審査員団が、42台の候補車を試乗・評価し、最終候補を絞り込んだ。昨年の受賞車の『セニックE-Tech』に続く2025年の受賞車は、2025年1月10日にブリュッセル・モーターショーで発表される予定だ。
ルノーにとって、これで4年連続で最終候補入りを果たしたことになる。2022年には『メガーヌE-Tech』、2023年には『オーストラル』、2024年には受賞を果たした『セニックE-Tech』が最終候補に選ばれている。
さらに、ルノーグループ傘下のスポーツカーブランド、アルピーヌの新型電気自動車のA290も最終候補に選出された。アルピーヌは2019年にも『A110』で最終候補入りを果たしている。
ルノー5 E-Techは、1972年に発売され、当時の課題に応える革新的なデザインで人気を博したルノー『5』を、現代の電気自動車として蘇らせたモデルだ。全長3.92mのコンパクトなボディに、次世代のAmpR Smallプラットフォームを採用し、ダイナミックで楽しい走りを実現している。
フランス北部で持続可能な生産システムのもと製造されるルノー5 E-Techは、エネルギー転換時代の基準となる都市型車として必要な全ての資質を備えているという。昨年10月にフランスで発売され、現在ヨーロッパ各国で順次販売が開始されている。
一方、アルピーヌA290は、電気時代の新しいホットハッチとして位置付けられている。ルノー5 E-Techと同じAmpR Smallプラットフォームを使用しながら、アルピーヌのDNAを注入することで、コンパクトで俊敏、かつ高性能な走りを実現している。
180hpと220hpの2種類の電気モーターを搭載するA290も、ルノーのエレクトリシティ構想の一環として、フランス国内で生産される予定だ。