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マルチスズキ初、新型『ディザイア』がグローバルNCAPで最高評価

  • 《photo by globalncap》
  • 《photo by Suzuki》
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国際的な自動車安全性評価機関のグローバルNCAPは、マルチスズキの小型セダン『ディザイア』新型が、グローバルNCAPの試験で最高評価となる5つ星を獲得したと発表した。

新型ディザイアは、大人の乗員保護で5つ星、子供の乗員保護で4つ星を獲得。6つのエアバッグ、横滑り防止装置(ESC)、歩行者保護機能を標準装備しており、マルチスズキ車として初めてグローバルNCAPで5つ星評価を達成した。

グローバルNCAPの衝突試験プロトコルは、全モデルに対して前面衝突と側面衝突の保護性能を評価している。また、ESCの性能評価も行っている。最高評価を得るためには、歩行者保護と側面ポール衝突の評価も必要となる。

新型ディザイアは、グローバルNCAPの試験において、車体構造とフットウェルエリアは安定していると評価され、さらなる負荷にも耐えられるとされた。全座席に3点式シートベルトを装備し、i-Sizeアンカレッジも標準装備している。

前面衝突試験では、運転者ダミーの胸部に限界的な保護性能が見られた。一方、側面ポール衝突試験では頭部に完全な保護性能を示し、側面衝突試験では大人の乗員に対して完全な保護性能を示した。

子供の乗員保護に関しては、18ヶ月児ダミーで完全な保護性能、3歳児ダミーでは頭部と胸部に良好な保護性能を示した。ただし、3歳児の首の保護性能は、後ろ向きチャイルドシートの使用でさらに改善できる可能性がある。側面衝突における子供の乗員保護性能は完全な保護を示している。