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50年前の『ブレイザー』を3700時間かけてカスタム、キモは「トヨタの足回り」…SEMAショー2024
カスタムカービルダーのリングブラザーズは、SEMAショー2024において、1972年式シボレー『K5ブレイザー』をレストア&カスタムした「TUKA」を初公開した。
このモデルは、オフロードでの機動性と都市での走行性能を両立させることに焦点を当てて設計されている。
TUKAプロジェクトでは、3700時間以上をかけてK5ブレイザーを強化。具体的には、テールゲートとボックスサイドを2インチ引き上げてドアの高さに合わせ、シームレスで時代を超越したプロファイルを作り出している。
ボディワークは、「ギャラクティックブラック」と呼ばれるBASF Glasurit Waterborneミックスで仕上げられている。リングブラザーズ製のカーボンファイバーフードの下には、525hpを発揮するGMパフォーマンス6.2リットルLS3 V8エンジンが搭載されている。このエンジンは、487フィートポンドのトルクを、ボウラー・トゥルーストリートGM 4L60E自動トランスミッションとNP208トランスファーケースを介して地面に伝達する。
TUKAの特徴的な点は、第3世代のトヨタ『タコマ』のシャシー要素を取り入れていることだ。トヨタの独立フロントサスペンションをトータルカオスのコントロールアームで目的に合わせて改造し、カスタムリアサスペンションにはキングショックを全周に装着している。
車内は、デザイナーのショーン・スミスがデザインし、ゲイブ・ロペスとゲイブズ・カスタムインテリアのチームが製作した、完全にカスタムメイドのテクノ実用主義的な空間となっている。カーボンファイバーのダッシュボードには、ダコタデジタル製の計器類や、ビレットマシン加工および3Dプリントされたスイッチ類、ギアセレクター、ハンドブレーキ、カーボンファイバー製ステアリングホイールが装備されている。