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“斜めグリル“の新型BMW『2シリーズ グランクーペ』、2025年3月発売に向け生産開始

  • 《photo by BMW》
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BMWグループは、新型『2シリーズ グランクーペ』の生産をドイツのライプツィヒ工場で開始した。この新モデルは2025年3月に市場に投入される予定だ。

ライプツィヒ工場では、新型2シリーズ グランクーペに加え、『1シリーズ』、『2シリーズ アクティブツアラー』、MINI『カントリーマン』の計4モデルを同一生産ラインで製造している。1日あたり最大1300台の生産能力を持ち、2ブランド3種類の駆動方式を持つ4モデルを柔軟に生産できる体制を整えている。

新型2シリーズ グランクーペは、先代モデルから全高が25mm、全長が20mm拡大された。外観デザインは、低く傾斜したフロントセクション、ダイナミックに伸びたシルエット、力強い印象のリアデザインが特徴で、よりスポーティでエレガントな印象となっている。

内装は完全にレザーフリーとなり、他のBMWモデル同様にカーブドディスプレイを採用している。エンジンラインナップは、トップグレードの「M235i xDrive」が221kW/300hpの4気筒エンジンを搭載し、市場投入時にはさらに1種類のガソリンエンジンと2種類のディーゼルエンジンが用意される。

ライプツィヒ工場は2018年から包括的な拡張工事を行い、年間生産能力を従来の25万台から35万台に増強した。2023年11月からはMINI カントリーマンの生産も開始し、BMWグループ内で唯一2ブランドの車両を同一ライン上で生産する工場となった。

生産能力の拡大により、2024年には車両生産部門だけで最大900の新規雇用が創出される見込みだ。2005年の操業開始以来、ライプツィヒ工場は成長を続けており、2023年9月には初めて組立部門で夜間シフトを導入し、現在では24時間体制で3交代制の生産を行っている。

BMWグループは、この新型2シリーズ グランクーペの生産開始により、コンパクトセグメント向けの製品ラインナップを強化し、市場競争力を高めることを目指している。