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「砂漠から引っ張り出した」60年代ルノーにVW製「VR6」換装、ド迫力のワイドボディに…SEMAショー2024

  • 《photo by ENEOS》
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ENEOS(エネオス)は11月5日(日本時間11月6日未明)、米国で開幕するSEMAショー2024に、1960年式ルノー『ドフィーヌ』のカスタマイズモデルを出展する。ENEOSは今回のショーで様々なカスタムカーを初公開する予定で、このドフィーヌもその一台。

これは、2024年ENEOS x Pit+Paddockショーカーコンテストの優勝者として、20年間の海軍経験を持つジャスティン・キャッシュモア氏が改造した1台。2019年に退役したキャッシュモア氏は、「自分の好きなものを最高の方法で作る時間ができた」と語る。日本、イタリア、フロリダ、カリフォルニアに駐在した経験から、世界中の自動車トレンドにインスピレーションを得て、様々なビルドに反映させてきた。

2017年に「砂漠から引っ張り出した」というこのルノーは、2019年にはホットウィールズ・レジェンズツアーのファイナリストとなった。その後、Stanceworks、Autopia LA、Hoonigan、Avantsなどで取り上げられ、今回のコンテスト優勝に至った。

車体には年月を感じさせる部分が残されているが、グループ5レーシングカーにインスピレーションを得たカーボンファイバー製のワイドボディキットが目を引く。このキットにより、車幅は標準から56cm拡大された。

エンジンは、リアファイアウォールの後ろに横置きされた2.8リットルのフォルクスワーゲンVR6 24バルブエンジンを搭載。United Motorsportsのチューニングやカスタムインテーク、エキゾーストにより、230hpを発揮する。

パワーは、ペロキンのリミテッドスリップデフを備えたVW 02M 6速トランスミッションで伝達される。ドライバーはカスタムシャシーの右側に座り、「バンパーからバンパーまで」のロールケージで保護される。

シャシーには、NASCARのテイクオフパーツであるシュローダー製スウェイバーを組み込んだカスタムのプッシュロッド/ベルクランク式サスペンションシステムが採用されている。

カスタムフェンダーには17インチのフェルゲンファクトリー製ホイールが装着され、幅広のトーヨーR888Rタイヤとウィルウッド製の大型ブレーキキットが組み合わされている。