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プジョーの電動SUV『E-2008』、改良新型をブラジルで発売…欧州とは異なるチューニング

  • 《photo by Peugeot》
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プジョーは、電動SUV『E-2008』の改良新型をブラジルで発売した。現地ベース価格は25万9990レアル(約688万円)だ。

E-2008は、新しいパワートレインを搭載し、100%電気駆動による静かで楽しい走行を実現している。欧州仕様のE-2008をベースに、サスペンションをはじめ、地域に適した改良が施されている。

改良新型E-2008は、電気駆動システムの効率が大幅に向上している。出力は従来モデルの136hpから158hpへと15%増加し、トルクは260Nmを発揮する。バッテリー容量も50kWhから54kWhに拡大された。

性能面での向上に加え、航続距離も伸びている。INMETRO基準で最大261kmの走行が可能となった。11kWの三相充電器(従来は7.4kW)を搭載し、100kWの急速充電ステーションでは30分以内に80%まで充電できる。

プジョーは、ブラジルでの電気自動車販売開始以来、顧客サポートの完全なサイクルを保証するため、関連サービスや製品の提供に注力してきた。現在、提携先のZletricの充電ネットワークには764基のAC充電器と18基の急速DC充電器が設置されており、プジョーの顧客は無料で利用できる。また、WEGやENEL Xの認定充電器もプジョーのディーラーで販売されている。

E-2008には、e-Toggleと呼ばれる独自の人間工学に基づいたギアセレクターが搭載されており、直感的な操作で素早く走行モードを切り替えられる。洗練されたスポーティなスタイルに合わせて、Eco、Normal、Sportの3つの走行モードを提供している。

さらに、PEUGEOT Driver Assistと呼ばれる包括的な運転支援パッケージが標準装備されている。これには、死角検知、衝突警報、自動緊急ブレーキ、ハイビームアシスト、速度標識認識、疲労検知、インテリジェントクルーズコントロール、車線維持支援などが含まれる。