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VWの大型SUV『タイロン』、グローバルで展開する2代目は3列仕様やPHEVも

  • 《photo by VW》
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VWは「パリモーターショー2024」で大型SUV『タイロン』新型の実車を初公開した。

タイロンは同社のプレミアムSUV『トゥアレグ』と、ミドルクラスSUV『ティグアン』の間を埋めるモデルとして位置づけられており、先代にあたる初代は中国専用モデルとして販売されていた。新型となる2代目は欧州市場へも展開されることが発表され、アメリカや日本市場への展開も期待される。

外観の特徴はなんといっても、3列シート車も用意する大型SUVならではのロングホイールベースの伸びやかなボディだ。LEDヘッドライトと標準装備の illuminated VWロゴが作り出す夜間の独特な表情や、リアに装備されるフルLEDのクロスバーと illuminated VWロゴなど最新の照明技術が新たな表情を生み出している。

内装は、グレードに応じて採用されるマイクロファイバー素材の「ArtVelours Eco」や本物の木目パネル、イルミネーション付きの装飾トリムなど高級感のある素材使いが印象的だ。

また、32cm(対角)のインフォテインメントシステム(ナビゲーション機能付き)、App-Connect Wireless(Apple CarPlayとAndroid Auto対応)、デジタルメーター、LEDヘッドライト(自動ハイビーム制御「Light Assist」付き)、フロント・リアの illuminated VWロゴ、3Dテールランプクラスター、リアドアのサンブラインド、17インチアルミホイールなども標準装備となっている。

パワートレインは、全車マイルドハイブリットが標準装備され、2種類のプラグインハイブリッドモデルの追加も予定されている。マイルドハイブリッドは150psのTSIエンジン、193psのTDIエンジン。プラグインハイブリッドはそれぞれ204ps、272psのシステム出力を発揮。全車に4MOTION AWDシステムが組み合わされ、最大2500kgの牽引能力も有する。また、牽引ブラケットと組み合わされるTrailer Assist操縦支援システムによって大型の荷物を牽引時でも安定した操縦性を確保する。

5人乗り仕様のみだった先代に対し、ボディサイズの拡大に応じて、7人乗りモデルも追加される。5人乗り時の荷室容量は最大885リットルが確保され、家族での長距離ドライブにも対応できる充分なスペースを備えている。