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日立AstemoはADASやEVなどの幅広い技術を展示へ…ミラノモーターサイクルショー2024

  • 《画像提供 日立Astemo》
  • 《Photo by Pietro D'Aprano/Getty Images Entertainment/ゲッティイメージズ》

日立Astemoは10月8日、イタリアで開催される「ミラノモーターサイクルショー2024」(EICMA 2024、11月5~10日)に出展すると発表した。

展示ではAstemoの、二輪車の安全・安心のニーズに応える技術として、二輪車向け認識用カメラなどのADAS技術やギヤポンプ式車高調整システム、e-Axle技術などを紹介する予定だ。展示の概要は以下の通り。

二輪車向けADAS技術:二輪車の車体挙動の安定制御を向上させる、ステレオカメラによる路面検知技術を紹介する。Astemoのステレオカメラによる検知技術を活用し、単眼カメラでは困難な路面検知技術やADAS技術に必要な認識性能が提供可能。また、車両のデザイン性を考慮し、ステレオカメラをセパレート型で設置することも可能となる。ブースでは、ADAS技術や製品を車両に装着した状態で、実演展示にて紹介する。

e-Axle・EV技術:コミュータークラスの二輪車両フレームにも搭載可能な小型e-Axleを紹介する。パワートレインの省スペース化により、バッテリー搭載スペースやラゲッジスペース確保、さらに航続距離、積載性向上にも寄与。二輪車におけるカーボンニュートラルの実現を目指す、e-Axle・EV技術を紹介する。

サスペンション技術:走行時や停車時の安心感につながる足つき性向上など、シチュエーションや積載量に応じたスムーズな車高調整機能を実現するギヤポンプ式車高調整システムを紹介する。ブースではシステムの機能や効果を実際に体感できるよう、実車に実装させた車両にて紹介する。

ブレーキ技術:従来モデルで好評だったブレーキシステムの効力向上やコントロール性に加え、高温時のレバー剛性変化を抑制した、最新のブレーキシステムを紹介。操作感を比較体感できるよう実車に近い形でブレーキシステムを展示する予定。