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新エンジン搭載の日産『キックス』新型、世界70か国以上に輸出へ

  • 《photo by Nissan》
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日産自動車のメキシコ部門は9月13日、小型SUVの『キックス』の新型の生産をアグアスカリエンテス工場で開始した、と発表した。同工場で新型キックスは、メキシコ国内およびラテンアメリカ市場向けに生産される。

アグアスカリエンテス工場で生産される新型キックスは、日産の日本の技術とメキシコの製造技術を融合させたもの。この工場では、日産の代表的なセダン『ヴァーサ』も生産されており、1日あたり1200台以上の車両が製造されている。

新型キックスは、メキシコ国内市場だけでなく、70か国以上に輸出される予定。これにより、日産メキシコは同社のグローバルな生産拠点としての地位を再確認し、16年連続でメキシコ市場での販売リーダーシップを維持することを目指している。

日産は、メキシコでの60年以上の歴史を持ち、アグアスカリエンテス1・2工場およびモレロス州のCIVAC工場での生産を通じて、同国の経済発展に貢献してきた。

2022年、日産は新型キックスの生産に向けて7億ドルの投資を発表した。この投資により、鋳造、機械加工、組立の各プロセスに新しい設備が導入され、製造能力が向上した。また、技術者や作業員は新しい機械と技術の使用に関する1年半の訓練を受け、日産の高い品質基準を維持している。

新型キックスは、2.0リットルの新エンジンを搭載し、デザインや装備も一新された。アグアスカリエンテスのパワートレイン工場で製造されるこのエンジンは、より高い性能を発揮する。

2016年の発売以来、メキシコで14万3000台以上が販売された日産キックスは、同国で最も売れているSUV。ラテンアメリカでも人気が高く、地域のニーズに応えるために設計されている。