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トヨタ『GRカローラ』、米NASA選手権のペースカーに起用…性能向上の2025年モデル

  • 《photo by Toyota》
  • 《写真提供 トヨタ自動車》

トヨタ自動車の米国部門は9月3日、『GRカローラ』が2024年のNASAナショナル選手権のペースカーを務めると発表した。

GRカローラは高性能を追求するドライビングファンの間で人気が高まっており、ラリーにインスパイアされた300hpのターボチャージャー付き3気筒エンジンとGR-FOUR全輪駆動システムを搭載している。

今年のNASAナショナル選手権は、2024年9月5~8日までユタ州グランツビルのユタ・モータースポーツ・キャンパスで開催される。トヨタGAZOOレーシングの赤、白、黒のグラフィックが施された『GRカローラMORIZOエディション』が公式ペースカーとして活躍する予定。このイベントには、全米14地域からNASAのレースドライバーが集まり、日曜日の決勝戦で優勝を争う。

2024年のNASA選手権では、GRカローラが25クラスに分かれた400人のドライバーをペースする。3.048マイルのユタ・モータースポーツ・キャンパスの外周コースは、15のターンと複数の高度変化を特徴とし、技術的なドライビングスキルが求められるため、ドライバーにとっても観客にとってもスリリングな競技が期待される。

トヨタGAZOOレーシングは、ペースカーとしての役割を通じてエンスージアストコミュニティとつながりを深めている。トヨタとNASAの提携の一環として、新しいGRスポーツカーを購入した顧客には、1年間のNASAメンバーシップと1回のNASAハイパフォーマンスドライビングイベントのトラックデーが無料で提供される。

2025年冬にトヨタのショールームに登場する2025年モデルのGRカローラは、内外装ともに性能が向上している。最も注目すべき新機能は、8速GAZOOレーシングダイレクトオートマチックトランスミッション(DAT)の採用で、迅速なシフトパフォーマンスと最適なギア選択を実現している。

2025年モデルのGRカローラは、ターボチャージャー付きG16E-GTS 1.6リットル3気筒エンジンを搭載し、300hpを発揮する。トルクは295lb-ft(400Nm)に増加し、前モデルから約10%の向上を見せている。このエンジンは、トヨタのGR-FOUR AWDシステムと組み合わされており、前後輪のパワー配分を60対40、50対50、30対70の3つの設定から選択できる。

さらに、前後のトルセンLSDや、DATモデルに採用されたローンチコントロール、サスペンションの強化、冷却と空力を改善するための新しいフロントバンパーなど、数々の性能向上が施されている。

2025年モデルのGRカローラは、コアグレード、プレミアムグレード、そして新たに追加されたプレミアムプラスグレードの3つのグレードで提供される。プレミアムプラスグレードには、カーボンファイバールーフ、通気性のあるバルジフード、マットブラックホイールなど、が追加されている。