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F1の「HALO」採用、メルセデスAMGの新型ロードスター『ピュアスピード』、開発が最終段階へ

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスAMGは8月28日、新型ロードスター『ピュアスピード』の開発が最終段階に入った、と発表した。プロトタイプの写真を公開している。

ピュアスピードは2024年5月、モナコでコンセプトカーとして世界初公開された。限定生産モデルのプロトタイプは現在、北イタリアの様々な道路でテスト走行を行い、その後南部のナルドに移動して高速テストを行う予定だ。

この完全にオープンな2シーターのパフォーマンスカーは、ルーフもフロントガラスも持たず、レーシングカーへのオマージュとして設計されている。開発テストの総走行距離は3000kmを超える見込みだ。

テスト走行中、開発チームは実際の走行条件下での高品質を確認するため、広範なタスクに焦点を当てている。同様に、壮観なボディコンセプトも厳しい品質基準に適合しているかどうかが評価される。さらに、テストコースでの極めて動的なハンドリングと高速走行時の微調整も行う。公道での総合車両テストは、ピニンファリーナとの協力で実施される。

この2シーターのハイライトの一つは、従来のAピラーを置き換えるHALOシステムだ。これはF1から直接応用される技術で、事故時に乗員を保護する。F1と同様に、メルセデスAMGピュアスピードの空力的に最適化された安全システムは、車体に固定された曲線状のバーで構成されている。さらに、2つのヘルメットも、メルセデスAMGピュアスピード専用に設計・製造される。

250台限定で生産されるが、すでにコレクターの予約で完売状態だという。伝説的なレーシングカーにインスパイアされたこのモデルは、独特のレーシング美学と非常に動的なパフォーマンスの組み合わせにより、メルセデスベンツの新しい超限定シリーズ「ミトス」の最初のモデルとなる。