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ベントレー、コーチビルド専門部隊による傑作『バカラル』と『バトゥール』を英国ブレナム宮殿へ
ベントレーは8月28日に英国で開幕する「サロン・プリヴェ2024」において、カスタマイズとコーチビルドの専門部門である「マリナー」が手がけた特別なモデル、『バカラル』と『バトゥール』を出展すると発表した。
バカラルは、2020年に発表された2シーターのオープンエア・ラグジュアリーカーで、12台のみが製造された。バカラルは、ベントレーの100周年を記念して発表されたコンセプトカー「EXP 100 GT」にインスパイアされ、持続可能な素材を使用して設計・製造された。特に、米ぬか灰を使った塗料や5000年もの歴史を持つリバウッドが特徴だ。
一方、バトゥールは2022年夏に発表され、18台のみが製造されたクーペ。バトゥールは、ベントレーの新しいデザイン言語を初めて採用し、750psのパワーと1000Nmのトルクを誇るW12エンジンを搭載している。バトゥールのシャシーは、ベントレー史上最も先進的なものであり、専用のキャリブレーションが施されている。
サロン・プリヴェは、英国で毎年開催される高級自動車イベントで、クラシックカーやスーパーカーのコレクションを展示することで知られている。今年のイベントでは、バカラルとバトゥールが有名なサロン・プリヴェ・パレードに参加し、来場者にその魅力を披露する予定だ。
ベントレーのマリナーは、カスタマイズとコーチビルドの専門部門であり、バカラルとバトゥールのような高級車を手がけている。マリナーは、1930年のベントレー『スピード・シックス』の復活にも貢献している。
サロン・プリヴェ2024は、今年で19回目を迎え、英国のブレナム宮殿を舞台に開催される。イベントは、クラシックカーのコンコルソ・デレガンツァや最新のスーパーカーを体験できるスーパーカー・サタデーなど、多彩なプログラムが用意されている。世界中の自動車ファンやコレクターが集まるこのイベントは、エレガンスと排他的な雰囲気で知られている。