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日産の大型ミニバン、走るポッドキャスト制作スタジオにカスタム

  • 《photo by Nissan》
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日産自動車の欧州部門は8月19日、大型ミニバン『プリマスター』を多機能なモバイルコンテンツ制作サポート車両にカスタマイズした、と発表した。

日産は、世界で最も人気のあるマウンテンバイクポッドキャスト「The Ride Companion」と提携。プリマスターをカスタマイズした。この取り組みは、The Ride Companionの創設者のデイビ・バークス氏とオリー・ウィルキンス氏の要望に応じて行われたという。

The Ride Companionのチームは、このカスタム車両を使用して、英国サリー・ヒルズのスタジオを離れても番組を制作できるようになる。彼らは英国全土を旅し、ゲストと会い、最高のトレイルやバイクパークを訪れ、国内外のマウンテンバイクレースにも参加する予定だ。

日産は、LCVコンバーターのMTB Vansと協力し、「Tekna+ L1H1」グレードをベースに改造を行った。改造プロセスは2週間以内で完了し、MotoShackによるカスタムビニールラップで仕上げられた。

車内には、ヘルメットや工具、機材のためのラック、2台のマウンテンバイク用のスライドアウトトレイと取り付けポイント、カメラやマイク、三脚、照明用の安全な棚が備えられている。また、断熱された荷室には、ゴム製の防水フローリング、カーペットの壁、LED照明付きのスエード調の天井パネルが設置されている。

さらに、衛星ベースのStarlinkシステムと統合されたWi-Fiルーターを使用した高速オフグリッドモバイルインターネット接続、バルクヘッドに取り付けられたコンパクトなデスク、240V電源供給と複数のプラグおよびUSBソケット、160AhのLiFePO4バッテリーを備えたCTEKスプリットチャージ/モニタリングシステム、屋根に取り付けられたソーラーパネルによる連続トリクル充電が特徴だ。

また、25リットルの水タンクとWorx Hydroshot高圧洗浄機、全長のルーフラック、7m2のFiammaサンオーニング、200Wのソーラーパネル、9500ルーメンのLEDライトバーも装備された。足元には、General Grabber AT3マルチテレインタイヤを装着している。