注目の自動車ニュース

マセラティ、サーキット専用車『MCXtrema』、第一号車を引き渡し

  • 《photo by Maserati》
  • 《photo by Maserati》
  • 《photo by Maserati》
  • 《photo by Maserati》
  • 《photo by Maserati》

マセラティは8月18日、サーキット専用スーパーカー『MCXtrema』の第一号車を米国ラグナ・セカのWeatherTech Racewayで顧客に引き渡した。この歴史的な瞬間は、マセラティの新たな章を象徴するものだったという。

MCXtremaは、730hpを誇る3.0リットルV6ツインターボの「ネットゥーノ」レースエンジンを搭載し、世界で62台のみ生産される限定車。この車両は、マセラティのDNAと卓越したパフォーマンスを体現しており、そのデザインとレースダイナミクスは他に類を見ない、と自負する。

ラグナ・セカでの特別なイベントでは、マセラティのチーフテストドライバーのアンドレア・ベルトリーニ氏がMCXtremaの初走行を行い、新オーナーと共にその性能を披露した。ベルトリーニ氏は、GTクラスで4度の世界タイトルを獲得した伝説的なドライバーで、MCXtremaの開発にも重要な役割を果たしている。

MCXtremaは、約200時間のダイナミックシミュレーターと1000時間の詳細なバーチャル分析を経て開発された。マセラティ・チェントロ・スティーレによってデザインされ、100%イタリア製であるこの車両は、美しさと機能性を兼ね備え、優れた空力性能とハンドリングを実現している。

さらに、マセラティはMCXtremaオーナー専用の「MCXperience」サービスを提供する。このサービスは、プロのドライバーやマセラティ・コルセ・サービスの技術者と共に、マセラティのレーシング世界に完全に没入できる特別な体験を行うもの。MCXperienceには、サーキット体験へのアクセスを支援するコンシェルジュサービスや、Sparcoと共同で設計されたMCXtremaレーシングキットも含まれている。