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「サモトラケのニケ像」にインスパイアされた、たった10台のロールスロイス

  • 《photo by Rolls-Royce》
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ロールスロイス・モーターカーズは8月16日、新たなプライベート・コレクションの『ファントム・シンティラ』を英国グッドウッドで発表した。この限定10台のモデルは、スピリット・オブ・エクスタシーの優雅さと躍動感を表現し、ギリシャの大理石像「サモトラケのニケ」にインスパイアされたデザインが特徴だ。

ラテン語で「閃光」を意味するファントム・シンティラ。そのスピリット・オブ・エクスタシー(ロールスロイス車のボンネットに佇むアイコンであり、マスコット。別名「フライング・レディ」)は、精巧なセラミック仕上げが施されており、ギャラリーを飾るアートワーク「セレスティアル・パルス」とビスポークのスターライト・ヘッドライナーが、その儚い存在を象徴している。インテリアには86万9500ものステッチが施され、ロールスロイスで最も複雑なデザインに仕上げられている。

エクステリアは、アンダルシアン・ホワイトとトラキアン・ブルーのツートーン仕上げで、ギリシャのインスピレーションを反映したものだという。

この限定モデルは、ロールスロイスのプライベート・オフィスを通じてのみ販売される。ロールスロイスは、今後もビスポークの規模を拡大し、世界で最も複雑で洗練された体験とラグジュアリー製品を販売していくとしている。