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BMWグループ、自動運転車の開発に新コンピュータ導入…2021年にレベル3実現目指す

BMWグループ(BMW Group)は3月27日、自動運転技術の開発のために、新コンピュータプラットフォームを導入した、と発表した。

BMWグループは、2006年から自動運転の研究開発に取り組んでいる。世界で70台以上の試験車両が最先端技術をテストしており、データを収集しながら、レベル2~5の自動運転技術をテストしている。

現在開発中のBMW『iNEXT』では、2021年にレベル3搭載車として量産を開始し、その後、レベル4に対応する予定。BMWグループは自動運転を、将来の重要分野に位置付けている。

BMWグループは今回、自動運転技術の開発のために、新コンピュータプラットフォームを導入した。このコンピュータプラットフォームは、「ハイパフォーマンスD3」と呼ばれる。データ駆動型の開発プラットフォームとなり、高度な完全自動運転機能の開発と検証の基盤となる。BMWグループによると、iNEXTのレベル3の自動運転システムの安全性と信頼性を確保するために不可欠なツールになるという。

BMWグループは、このハイパフォーマンスD3を利用して、テスト車が蓄積してきた200万kmに及ぶ運転データを分析。さらに、2億4000万kmに渡るシミュレーションデータも分析しながら、高度な自動運転技術の開発を促進していく。