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ロールスロイス初のEV、外も中も「真っ黄色」に…『スペクター・セマフォ』初公開

  • 《photo by Rolls-Royce》
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ロールスロイス・モーターカーズは8月7日、ブランド初のEV『スペクター』に特別なイエロー塗装が施された「セマフォ」を発表した。8月16日に米国カリフォルニアで開催されるモントレーカーウィーク2024のイベント、「ザ・クエイル、ア・モータースポーツ・ギャザリング」で世界初公開される予定。

この特別なスペクターは、自信に満ちた若い顧客層が求めるロールスロイスの新しい高級の基準を体現しているという。

外装は特注のセマフォ・イエローで仕上げられており、この色が車の名前の由来となっている。この鮮やかな色は、カリフォルニアの海岸のエレガンスにインスパイアされた「マーブルド・ペイント・スピル」という独自のアートワークでさらに引き立てられている。このグラフィックは、南カリフォルニアの太陽から東部の銀色の山々まで、多様な環境を抽象的に表現している。

このモチーフを作成するために、ロールスロイスの職人たちは銀色のラッカーと複数のクリアコートを使用し、シームレスな仕上がりを実現した。ボンネットだけでも160時間以上のデザイン、開発、製造がかけられている。

内装も明るい黄色で統一されており、特注のレモン・イエローとシトリン・イエローがシート、スターライトドア、メーターパネル上部に使用されている。これらは、グレース・ホワイトとスレート・グレーの色調とレモン・イエローのステッチで対照的に仕上げられている。また、SPIRITオペレーティングシステムのデジタル特注機能を活用し、メーター類も黄色の色調に合わせている。

スペクター・セマフォの内装は、現代的なデザインを最大限に活かし、高光沢の特注塗装木材セットで仕上げられている。カシミア・グレーの塗料には銀色のマイカフレークが混ぜられており、直射日光の下で生き生きとした輝きを放つ。