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ポルシェ『パナメーラ』新型、ニュルで5秒短縮の新記録 ラグジュアリーHV最速に
ポルシェは7月15日、新型『パナメーラ』が、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで新記録を樹立した、と発表した。ポルシェのテストドライバー、ラース・カーンが運転し、従来モデルよりも5.64秒速いタイムを記録した。
ラース・カーンは新型パナメーラのトップモデルで、ラグジュアリークラスの内燃エンジンハイブリッド車の新たな最速タイム7分24秒17を記録した。カーンは2016年と2020年にもパナメーラでクラス記録を樹立しており、直近では「パナメーラ・ターボS」で7分29秒81を記録していた。
新型パナメーラのラップタイムは、前モデルよりも5秒以上速く、4ドアスポーツカーの一貫した進化を示している。電動サポート付きのV型8気筒エンジンが印象的な走行性能を実現しているが、これだけがタイム向上の理由ではないという。
ドライバーの安全を確保するため、ラース・カーンが運転した新型パナメーラにはレーシングシートと安全ケージが装備されていたが、それ以外は市販バージョンと同じ仕様。
ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2タイヤ(前輪275/35ZR21、後輪325/30ZR21)はパナメーラ専用に開発された。性能を最適化するため、オプションのカーボン・エアロキットが前輪軸のリフトを排除し、アダプティブ4ウェイリアスポイラーのガーニーフラップと組み合わせることでダウンフォースが生成され、空力バランスが向上している。