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伝説のヨットをモチーフにした最上級の『マイバッハ Sクラス』発表、「ロベ&バーキング」の創業150周年を祝う

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデス・マイバッハは7月4日、最上位セダン『Sクラス』の「S680」をベースに、銀製品やヨットを手がける「ロベ&バーキング」の創業150周年を祝う特別モデルを欧州で発表した。

両ブランドは、独自の職人技、明確な美学、そして時を超えた優雅さを愛するという共通の理念を持つことから、ロベ&バーキングの創業150周年を記念して、メルセデス・マイバッハは特別に洗練されたSクラスを発表した。このモデルは、1939年に建造され「夜の青い美しさ」として知られる伝説的な「SPHINX 12mR」ヨットに敬意を示している。

メルセデス・マイバッハS680の特別モデルは、SPHINX 12mRと同じカラースキームを持つ。車体の上部はネイティカルブルーメタリック、下部はMANUFAKTURパタゴニアレッドブライトで塗装されており、これらをMANUFAKTURオパライトホワイトメタリックのフィリグリーピンストライプが分けている。

内装はクリスタルホワイトのナッパレザーとオリオングレートップステッチで仕上げられており、木製トリムとアルミ装飾ストリップが船のデッキを思わせるデザインとなっている。後部座席には、シルバーグレーパールの滑らかな三角形の側面とクリスタルホワイトレザーが対照的に配置され、MAYBACHのエンボス加工が施されている。

その他の装備として、電動コンフォートドア、MANUFAKTURドアシルトリム、Burmesterハイエンド4Dサラウンドサウンドシステム、MBUXハイエンド後部座席エンターテインメントシステム、そしてロベ&バーキング製の銀メッキシャンパングラスが装備されている。

SPHINXは、1907~1987年にかけて建造された「12メートルRクラス」のヨットであり、アメリカズカップでのレースにも参加した。1939年にアベキング&ラスムッセン造船所で建造され、ドイツ海軍の訓練船としても使用された。2005年にオリバー・バーキングが購入し、2008年にはロッベ&バーキングクラシックスヨット造船所を設立した。この造船所は、クラシックヨットの修復と忠実なレプリカの建造で世界的に評価されている。