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マセラティ、名門イタリアワイン50周年でコラボ ぶどう畑と“土”カラーの『グランカブリオ・フォルゴーレ』
マセラティは7月1日、イタリアのワインの名門「ティニャネロ」の50周年を祝うため、新型オープンEVスポーツ『グランカブリオ・フォルゴーレ』の特別仕様車を欧州で発表した。
この特別モデルは、イタリアの名門ワイナリー、「マルケージ・アンティノリ」のために特別に製作され、7月14日にカリフォルニアで開催される「フェスティバル・ナパ・バレー」のアートフォー・オール・ガラでオークションにかけられる予定だ。
マセラティはブランド110周年を記念して、600年以上の歴史を持つアンティノリ家と協力。アンティノリ家は26世代にわたりワイン作りを続けており、その伝統と革新性は世界中で高く評価されている。この協力により、マセラティとアンティノリの共通の価値観と情熱が反映された特別な車が誕生した。
この特別仕様車のインスピレーションは、ワインの生産地であるブドウ畑から得られた。車体の色は、ティニャネロの土壌をイメージした栗色の「テッラ・ディ・ティニャネロ」塗装で、銅色がかったバーガンディが特徴。ホイールとキャリパーはそれぞれマットブラックとグロスブラックで仕上げられ、エンブレムは銅色で彩られている。
内装には、ティニャネロの特徴を反映した革シートが採用されており、銀色とバーガンディのリブ織りが施されている。この素材は、ブドウ畑から派生した革のような感触を持つ新素材「ヴェジェア」で作られている。ヘッドレストには、マセラティのトライデントとティニャネロを象徴する太陽が刺繍されており、センタートンネルには「1971-2021」の刻印が施されている。
特別仕様車のベースとなったグランカブリオ・フォルゴーレは、マセラティの最新モデルであり、100%電動のラグジュアリーコンバーチブルとして市場で最速を誇る。800V技術をベースにしたバッテリーシステムを搭載し、フォーミュラEの技術を応用した先進的な性能を持つ。4つの本格的なシートを備え、ネックウォーマーや風防などの革新的なシステムも搭載している。