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BMW『3シリーズ・ツーリング」、PHEVはEVモードの航続が98kmに拡大…欧州で改良

  • 《photo by BMW》
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BMWは5月29日、『3シリーズ』のワゴン「ツーリング」(BMW 3 Series Touring)の改良モデルを欧州で発表した。プラグインハイブリッド(PHEV)モデルが進化している。

3シリーズ・ツーリングのPHEVが「330eツーリング」だ。後輪駆動と4WDの「xDrive」から選択できる。これらのモデルは、4気筒ガソリンエンジンと8速「ステップトロニック」トランスミッションに統合された電動モーターにより、合計出力は292hpに達する。

改良モデルでは、効率性が向上し、EVモードの航続も延長された。これは、19.5kWhの使用可能エネルギーを持つ新しい高電圧バッテリーの導入による部分が大きい。このバッテリーは、第5世代のBMW「eDrive」技術により、以前のモデルに比べてエネルギー密度が向上している。

新しい高電圧バッテリーは、技術的な統計すべてにおいて大きな進歩をもたらしている。セルおよびバッテリーパックレベルでの高エネルギー密度と高電圧が組み合わさり、システム効率が向上した。バッテリーの使用可能エネルギーがほぼ倍増したにもかかわらず、車内および荷室のスペースや燃料タンク容量は変わらない。

EVモードの航続は、330eツーリングが87kmから98km、「330e xDriveツーリング」が84kmから91kmに増えた。これにより、都市内の移動や通勤だけでなく、長距離の移動もゼロエミッションで行うことが可能となる。

さらに、充電技術も進化しており、新しい充電ユニットは最大11kWの三相AC充電に対応する。これにより、高電圧バッテリーは2時間15分でフル充電できる。また、「BMWチャージング」の最新オプション「Connected Home Charging」にも対応している。