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アウディRS4アバント、470馬力に強化…25周年記念モデルは限定250台生産

  • 《photo by Audi》
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アウディは5月28日、高性能ワゴン『RS4アバント』の25周年を記念して、特別モデル「RS4アバント・エディション25イヤーズ」(Audi RS 4 Avant edition 25 years)を欧州で発表した。

このモデルは『A4』シリーズのパフォーマンスフラッグシップとして、印象的な走行ダイナミクスを備える。内外装には専用のデザインが施され、象徴的なイモライエローのカラーが特徴。RS 4アバント エディション25イヤーズは、限定250台の生産となる。

1990年代にアウディは、アウディ『アバントRS2』やアウディ『S6プラス』でスポーティなワゴンの概念を確立した。しかし、初のRSモデルは1999年に登場したB5世代のRS4アバントだった。このモデルは、コスワースと共同開発した2.7リットル6気筒ツインターボエンジンを搭載し、当時としては驚異的な280kW(380PS)の出力を誇った。2001年には、さらにスポーティな『RS4スポーツ』が市場に投入された。

今回のRS 4アバント・エディション25イヤーズは、現行「B9」シリーズの中で最もスポーティなバージョンだ。エンジンは15kW(20PS)出力が向上し、V6ツインターボエンジンは346kW(470PS)を発揮する。最大トルクは600Nmで、0-100km/h加速は3.7秒、最高速度は300km/hに達する。RSセラミックブレーキシステムやマットブラックのテールパイプを備えたRSスポーツエキゾーストシステムプラスも標準装備されている。

サスペンションにはRSスポーツサスペンションプロが採用され、手動で調整可能なサスペンションがダイナミクスと快適性を両立させる。車高はRS 4アバントより10mm低く、さらに手動で10mm低下が可能。クワトロスポーツディファレンシャルや改良されたトランスミッション制御ユニットも搭載され、より迅速なシフトチェンジと多様な走行モードが楽しめる。

デザイン面では、イモライエローの他にナルドグレーとミトスブラックが選択可能で、ブラックのアクセントが施される。内装には黄色の装飾ステッチが施され、2001年のRS4スポーツを彷彿とさせるデザインが取り入れられている。