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トヨタとエヌビディア、提携を拡大…自動運転技術の開発を促進

エヌビディア(NVIDIA)は3月18日、米国カリフォルニア州サンノゼで開幕した「GPUテクノロジー カンファレンス(GTC)2019」において、トヨタとの自動運転分野での提携を拡大すると発表した。

トヨタとエヌビディアは2017年5月、提携を発表した。トヨタが、今後数年以内の市場導入を見込んでいる自動運転システムの性能を高めるために、エヌビディアが人工知能(AI)によるハードウェアとソフトウェアの技術を提供している。

エヌビディアは今回、トヨタとの自動運転分野での提携を強化すると発表した。自動運転車とAI技術の利用促進に向けた協業を、新しいテストや検証システムなどに拡大する。

具体的には、エヌビディアの「NVIDIA GPU」を使用したAIコンピューティングのインフラストラクチャーを構築。また、「VIDIA DRIVE Constellation」プラットフォームを使用して、自動運転のシミュレーションを行う。さらに、エヌビディアの「DRIVE AGX Xavier」または「DRIVE AGX Pegasus」をベースに、新たな車載用AVコンピューターの開発に取り組む。

エヌビディアは、トヨタとの合意には、多くの車種に拡張可能なアーキテクチャーの開発、開発と生産時間の短縮、困難な状況における数十億マイル相当の自動運転シミュレーションが含まれる、としている。