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日本より大きいホンダ『オデッセイ』、米国で改良新型発表へ…2024年内に
ホンダ(Honda)の米国部門は、ミニバン『オデッセイ』の改良新型を2024年内に発表する。ミニバンカテゴリーにおける競争力を維持するため、スタイリングとテクノロジーに変更を受ける予定だ。
米国向けのオデッセイは、日本や中国仕様よりもひと回り大きい専用ボディが特長だ。米国では、トヨタ『シエナ』やステランティス傘下のクライスラー『パシフィカ』と競合する。オデッセイは2023年、米国で7万4738台を販売。前年比は57%増と、5年ぶりに前年実績を上回った。米国ミニバン市場が縮小している中、販売面で健闘している。
現行型には、「EX」、「EX-L」、「スポーツ」、「ツーリング」、「エリート」の5グレードを用意する。中でもスポーツには、ダークテールライト、ベルリナブラック塗装の19インチアルミホイールを装備した。フロントグリル、ヘッドライトトリム、フォグライトサラウンド、ドアミラー、B/Cピラー、テールライトトリムは、グロスブラックで仕上げられる。
室内では、赤いコントラストステッチを配したブラックレザーを、ステアリングホイールや1列目と2列目のシートにあしらう。ルーフピラーとヘッドライナーもブラック仕上げ。ダッシュボード、運転席と助手席の足元、フロントドアハンドルとドアポケットには、夜間に赤く光るアクセントライトを採用している。
3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジン(最大出力280hp/6000rpm)に、パドルシフト付きの10速ATを組み合わせた。低速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、自動ブレーキを含めた「Honda SENSING」を搭載している。