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メルセデスベンツ Eクラス 新型、中国専用のロング「L」は2つの表情で登場

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスベンツは、ミドルクラスの『Eクラスセダン』のロングホイールベース車「EクラスL」(Mercedes-Benz E-Class L)新型の予約を開始すると、広州モーターショー2023で発表した。現地ベース価格は45万元(約950万円)だ。

新型EクラスLのボディサイズは、全長5092mm、全幅1880mm、全高1493mm、ホイールベースは3094mm。欧州向けの新型Eクラスセダンよりも、ホイールベースは133mm長い。2つのセクションで構成されたフィーチャーラインによって、伸びやかなボディサイドを際立たせた。メルセデス・マイバッハ『Sクラス』にインスパイアされたリアの三角窓は、より広い視界とさらなるプライバシーを確保するための装備になる。

フロントには、3本の水平ツインルーバーを備えたグリルを装備し、ボンネットの上にスリー・ポインテッド・スターをマスコットとして配置した。これは、欧州仕様の「エクスクルーシブ」仕様と同じ、エレガントでビジネス志向のスタイルだ。「DIGITAL LIGHT」ヘッドライトとサイドライトにはプロジェクション機能が装備され、テールランプには、スターモチーフのLEDライトが装備されている。

新型には、「スポーツサルーン」仕様を中国で設定する。スポーツサルーンは、欧州向けの「アバンギャルド」仕様に相当する。フロントグリル中央に、大型のスリー・ポインテッド・スターがあしらわれるのが特長だ。このフロントグリルは、シングルルーバーで、クロームスターモチーフやクロームサラウンドを採用した。スポーツサルーンには、「AMGスポーツパッケージ」も装着される。フラットボトムステアリングホイールなどがセットされた。フロントグリルの周囲が光るイルミネーションサラウンドを装備することもできる。

新型EクラスLのダッシュボードには、MBUXスーパースクリーンを、独立したインストルメントディスプレイと組み合わせている。12.3インチの液晶メータースクリーンには3D表示機能が採用された。14.4インチのセンターディスプレイと12.3インチの助手席ディスプレイは、単一のガラスカバーの下に組み込まれ、一体感を演出している。

新型には、中国専用の快適装備が10種類以上採用されている。リアシートを最大36度リクライニングさせたり、シートクッションを伸ばしたり、レッグレストを電動調整したり、ヘッドレストのネックヒーター機能を作動させたりすることができる。また、中国独自の360度アンビエント照明、ワイヤレス充電なども装備した。新型EクラスLは、中国の顧客のニーズに応えるため、後席アームレストを最適化し、アンビエント照明ストリップとウッドトリムを一体化することで、質感を追求した、としている。