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ルノー『トゥインゴ』次期型、初代の再来狙うデザイン…2万ユーロ以下のEVに
ルノーは11月15日、小型ハッチバック『トゥインゴ』の次期型を示唆したコンセプトEV『トゥインゴ・レジェンド』(Renault Twingo Legend)を欧州で発表した。
トゥインゴ・レジェンドは、初代トゥインゴの再来を狙ったコンセプトカーだ。初代トゥインゴは1993年に発売された。モノフォルムデザインを採用したキュートなエクステリア、ポップなインテリアデザインが支持された。欧州Aセグメントに属するコンパクトなボディサイズでありながら、スライド&折りたたみ式の後席を装備するなど、広い室内空間を実現していた。
この初代トゥインゴの再来を狙うコンセプトEVが、トゥインゴ・レジェンドだ。EVパワートレインは、100km走行あたりの電費が10kWhとクラス最高の効率を備える。製造段階も含めたライフサイクル全体を通じて、2023年に販売される欧州の平均的な内燃エンジン車よりも75%低いCO2排出量も実現する。コンパクトなサイズにより、素材使用量も削減したシティカーになるという。
トゥインゴ・レジェンドでは、初代トゥインゴ同様、モノフォルムデザインを採用した。最新のLEDテクノロジーによって、初代の半円型ヘッドライトを再現する。フロントフード上の3連スロットには「92%」の数字が表示されているが、バッテリー残量を示している可能性がある。
欧州で製造される予定のトゥインゴ・レジェンドの市販バージョンは、ベース価格2万ユーロ(約330万円)以下を想定している。ひとつ上のクラスに投入予定のEV、ルノー『5』新型のベース価格は2万5000ユーロ(約410万円)前後となる見通し。次期トゥインゴは、補助金などを適用すれば、月々100ユーロ(約1万6400円)以下で乗ることが可能になる、としている。