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ニュータウンでの移動に自動運転、実証実験を多摩市と三木市で実施へ
国土交通省は2月12日、自動運転車両が郊外住宅団地(ニュータウン)の移動の足の役割を担う実証実験を実施すると発表した。実験は東京都多摩市と兵庫県三木市で行う。
国土交通省と内閣府では、昭和40~50年代(1970年代前後)に大量に供給されたニュータウンにおける公共交通ネットワークとして、自動運転サービスを社会で実装することに向けて、交通利便性や安全確保、持続可能な運営体制などの課題を整理し、実証実験を通じて課題解決に向けた対策を検証する方針。今回、多摩ニュータウン(多摩市諏訪・永山地区)と緑が丘ネオポリス・松が丘ネオポリス(三木市緑が丘・青山地区)で実施する。
多摩ニュータウンは日本総合研究所と京王電鉄バスが2月18~24日まで端末交通(自宅~バス停等)としての短距離移動の実験を実施する。緑が丘ネオポリス・松が丘ネオポリスは、日本工営と大和ハウス工業が2月16~22日まで地区内の複数の拠点や住宅をつなぐ移動の実験を行う。
実証実験では、交通利便性の向上、交通安全の確保、運行方式、他交通手段との連携や持続可能な運営体制、持続可能なビジネスモデル、サービス利用者と近隣住民の受容性などを検証する。