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できることが増えた、メルセデスベンツ Gクラス のバッテリーEV…ジャパンモビリティショー2023
10月28日に一般公開が始まる東京モーターショーあらためジャパンモビリティショー2023(於・東京ビッグサイト)。西館のメルセデスベンツブースの主役は3台のジャパンプレミアモデルだ。その筆頭はかつて「ゲレンデヴァーゲン」と呼ばれたクロスカントリー4×4モデル『Gクラス』をバッテリーEV化した『EQGコンセプト』(Mercedes-Benz EQG)だろう。
ベースは内燃機関車のGクラスだが、4輪独立電気モーター駆動により、エンジン車の駆動力配分では実現不可能な水準のトラクションコントロール能力や、車体中央を軸に360度回転する「Gターン」をはじめとする、電動車ならではの走行パターン実現、オフロード走行に求められる耐ねじれや耐衝撃性、気密性などを高めたコンポジット材のバッテリーパック採用など、電動クロスカントリー4×4の新機軸を打ち立てることを目指したモデルである。
プレスデーにはGクラスプロダクトマネージャー(開発責任者)のトニ・メンテル氏も姿を見せた。メンテル氏は「われわれは(1979年の量産開始から)44年大事にしてきたことにコミットしながら今、Gクラスの次の一章を描いている。Gクラスは(オーストリアの山岳コース)シェクルを走破する能力を有しています。EQGもシェクル・プルーブド(走破認定)の刻印が施されます。これからもGクラスは大地の試練に耐えるクルマであり続けます」と、“電動Gクラス”開発への意気込みを語った。
EQG以外では合成出力500kW(680ps)のスーパースポーツセダンのメルセデスAMG『C63 S E PERFORMANCE』、および現在抽選販売の最中のトップパフォーマンスモデルのメルセデスAMG『S 63 E PERFORMANCE Edition1』の、2台のPHEV(プラグインハイブリッドカー)の2台が日本初公開されている。