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巻き込み事故を予防し警告、メルセデス「サイドガードアシスト」付き大型トラック…独ビール会社が導入

メルセデスベンツは2月4日、最新の先進運転支援システム(ADAS)の「サイドガードアシスト」を装備した大型トラックを、ドイツ国立ホフブロイハウス醸造会社に納車した、と発表した。

サイドガードアシストは、歩行者や自転車の巻き込み事故を防止するための安全装置だ。交差点を曲がる際などに、大型トラックの内輪差ゾーンに入る動く物体や静止物体を検知し、危険が発生した場合には、ドライバーに警告を発する。

サイドガードアシストは車両の側面部分のすべてをモニターし、歩行者や自転車の検出を可能にする。メルセデスベンツによると、視界が制限されている状況下で運転する場合、とくに有効だという。

たとえば、内輪差ゾーンに自転車や歩行者がいる場合、Aピラーの三角形LEDが点灯する。システムが衝突の危険性を検出すると、LEDが赤色に点灯し、スピーカーから警報音が鳴る。さらに、センサーは、トラックの内輪差ゾーンに入る信号機や街路灯なども検出し、衝突を防止することが可能になる。

メルセデスベンツは、このサイドガードアシストを装備した大型トラックを、ドイツ国立ホフブロイハウス醸造会社に納車した。ドイツ国立ホフブロイハウス醸造会社は、バイエルン国王のためのビール醸造所をルーツとするビールメーカー。サイドガードアシスト付きのメルセデスベンツ『アントス』5台を、ビールの配送などに活用する、としている。