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VW ゴルフ と ポロ の天然ガス車に改良新型、航続2割延長…欧州発表
フォルクスワーゲンは2月1日、『ゴルフTGI』(Volkswagen Golf TGI)と『ポロTGI』(Volkswagen Polo TGI)の改良新型を欧州で発表した。
両車は、『ゴルフ』と『ポロ』をベースに、使用燃料をCNG(圧縮天然ガス)に対応させたモデルの最新バージョンだ。エンジンはゴルフの場合、新開発の1.5リットル直列4気筒ターボ「TSI」で、最大出力は130psを発生する。ポロの場合、1.0リットル直列3気筒ターボTSIで、最大出力は90psを引き出す。
改良新型の特徴が、CNGタンクの追加による航続の延長だ。従来、2個搭載されていたCNGタンクを、改良新型では3個に増やした。ゴルフではCNGタンク容量が115リットルとなり、航続はWLTPモードで、プラス80kmの422kmまで伸びる。ポロではCNGタンク容量が91.5リットルに拡大。航続はWLTPモードで、プラス60kmの368kmまで伸びた。航続はともに、従来比でおよそ2割延長された計算だ。また、両車ともにガソリンタンクも備えており、航続をさらに伸ばせる。
環境性能は高く、100km走行するのに必要なCNGは、ゴルフの場合で3.5~3.6kg、CO2排出量は95~98g/kmだ。フォルクスワーゲンはCNGモードで走行すると、ガソリンよりもCO2排出量はおよそ25%抑えられる、としている。