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ボッシュがAIを全製品に搭載へ、自動運転用カメラにも…2020年代半ばまでに

ボッシュ(Bosch)は1月30日、2020年代の半ばまでに、ボッシュの製品すべてにAI(人工知能)を搭載、またはAIが製品の開発・製造に関わるようにする計画を発表した。

ボッシュのAIセンターでは現在、多くの従業員が150件以上のプロジェクトに携わっている。そのうちの1つが、センサーシステムの「SoundSee」だ。このSoundSeeのアルゴリズムは、機械学習を応用しており、故障の兆候を聞き取ることができる。これにより、機械の故障を正確に予測できるようになり、メンテナンスコストの削減や生産性の向上につながるという。

このSoundSeeは2019年の中頃に、国際宇宙ステーションに送られる予定だ。ボッシュはこのソリューションを、自動車工学などの商業用途に活用できると想定している。

AIの進化のもう1つの例は、画像処理アルゴリズムとAIメソッドを組み合わせた自動運転用の多目的カメラだ。この自動車向けのインテリジェントなカメラは、歩行者を発見し、すぐにその挙動を認識・予測することができるという。

ボッシュの目標は、AIの世界大手の一社になることだ。この目標を達成するために、ボッシュは2021年までに社内のAIエキスパートの数を現在の1000人の4倍、4000人へ増員することを計画している。