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生まれ変わるBMW『X2』、これが最強「M35i」市販型のフロントマスクだ!
BMWは現在、クーペSUV『X2』の次期型を開発中だが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。
エントリークロスオーバー『X1』とその兄弟であるクーペSUV「X2」は商業的に成功を収めており、2022年6月には第3世代のX1がリリースされた。コードネーム「U10」と呼ばれる次期型X2もこれに続き、2024年モデルとして今年後半に発売予定となっている。
ニュルブルクリンク近くの同社テスト施設から出発する瞬間を捉えたプロトタイプは、これまでキャッチした車両と異なり、キドニーグリルに3本のスラットがあり、バンパーには大型のメッシュエアインテークを装着している。さらに後部バンパーに円形クワッドエキゾーストパイプがインストールされていることから最強グレード「X2 M35i」だと思われる。
そのほかは依然としてボディ全体をフルカモフラージュしており、ディティールを判別することは難しい。だが、従来のハッチバック風デザインから『X4クーペ』や『X6クーペ』のように、よりクーペSUVらしいスタイリングへと大きく変わるシルエットはくっきりと見えている。
専用プラットフォームを使用してEVモデルとICE(内燃機関)モデルを構築するメルセデスベンツとは異なり、BMWは多くの設計共通点を多くもつスケーラブルな「FAAR」アーキテクチャが採用される。
次期型X2は、X1とパワートレインを共有するとみられることから、エンジンは2.0リットル直列4気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力244ps、最大トルク400Nmを発揮するベースモデルと、最高出力312ps、最大トルク450Nmを発揮するパフォーマンスモデルが用意されるだろう。
また、BMW初の電動クーペSUV『iX2』も登場する。iX2は、64.7kWhのバッテリーパックを積み、シングルモーターの「eDrive20」(FWD)と、最高出力313ps、最大トルク494Nmを発揮するデュアルモーターの「xDrive30」(AWD)が用意される。