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光のバーを路面に投影、自動運転車の進路を歩行者に知らせる…ジャガー・ランドローバー[動画]
ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は1月24日、自動運転車が前方の道路に光のバーを投影して、歩行者に進行方向を知らせる技術を開発した、と発表した。
ジャガー・ランドローバーは、自動運転車と歩行者や自転車が、コミュニケーションできる技術の開発を進めている。例えば、ドライバーのいない完全自動運転車では、自動運転車の進路などの動きが、歩行者や自転車にとって、分かりづらいという問題が生じる。
この問題を解決するために開発されたのが、自動運転車が前方の道路に光のバーを投影して、歩行者に進行方向を知らせる技術だ。等間隔に並んだ光のバーを路面に映し出す。自動運転車が加速している時には、光のバーの間隔が長くなり、減速している時には、間隔が短くなる仕組みだ。
また、交差点などの手前では、光のバーが左右に扇形に動き、曲がる方向を示す。ジャガー・ランドローバーは、将来的には、この技術を応用して障害物を検出したり、歩行者と情報を共有したりすることを目指す。
ジャガー・ランドローバーは、この取り組みがアダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットアシスト、インテリジェントスピードリミッターなどの最新の先進運転支援システム(ADAS)の市販車への拡大採用につながる、としている。