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【日産 スカイラインNISMO】より速く気持ち良く…至高のGT体験生み出すインテリアとは

  • 《写真撮影 雪岡直樹》
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日産自動車は年8月8日、日産『スカイライン400R』をベースにチューニングした『スカイラインNISMO』を発表した。限定1000台の発売となる「スカイライン NISMO」のインテリアを紹介しよう。

◆レーステクノロジーとの融合が視覚的に演出されるインテリア
スカイラインNISMOは、GT500のレースエンジン携わった開発者が、同じ設備を用いてチューニングされたエンジンを搭載する。その最高出力は420psにまで向上した。また、レーシングテクノロジーを活かした空力、シャシー技術が導入されており、上質なグランドツーリングというだけでなく「走り」にも強くフォーカスされているのがスカイラインNISMOなのである。インテリアは、そんなクルマの個性を存分に引き出すものとなっていた。

インテリアは全体を質感高い黒基調で統一している。その中にワンポイント入る赤が「NISMO」仕様であることを主張している。ステアリングホイールは専用の本革巻きであるほか、レッド・センターマークがスポーティーな印象を与えている。また、スピードメーターは280km/hスケールとなっているほか、レッドリングタコメーターには「NISMO」ロゴが施されている。こだわりの走行性能を視覚的に体感できるような演出だ。

また、センターコンソールには1,000台限定のシリアルナンバーを刻印したNISMOメタルエンブレムが付されており、クルマの個性を全身で感じながらドライビングへの没入感あるドライビング空間を作り出している。

◆専用チューニングのRECAROシートはグランドツーリングをスポーティに彩る
次に注目したいのは前列のNISMO専用チューニングRECARO製スポーツシートだ。まず目を引くのがそのカラー、形状だろう。赤をセンターに配置したデザインとなっているシートは、黒を基調としたインテリアの中でも一際目を惹く。

その形状はスタイリッシュかつスポーティー。張り分けられたスウェードは、軽やかでありながら、ホールド性能を感じさせる立体的な造形を生んでいる。実際、スウェード調表皮の貼り分け位置によって、急旋回時にもシート中心部に体圧が残るよう設計されているとのこと。さらに、着座時の体圧の分散を最適化する座面構造の採用したことで、グランドツーリングにおける快適性も高めているとのことだ。

またシートを背面から見ると、まるでレース用シートのようなデザインとなっている点も面白い。ここにも走りにアグレッシブなキャラクターが現れている。

◆「スカイラインNISMO」は2024年夏頃発売予定
通常モデルとはまた違った「NISMO」らしい個性がインテリアにも色濃くデザインされている「スカイライン NISMO」。ドライバーはコックピットの中にいるような感覚でグランドツーリングを体感できる、そんな魅力が詰まったモデルとなっている。1000台限定の「スカイライン NISMO」と、100台限定の特別仕様モデル「スカイライン NISMO Limited」は2024年夏発売予定となっている。