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70年ぶり復活のフィアット『トッポリーノ』、小型EVとして
フィアットは7月4日、小型のシティコミューターEVの新型『トッポリーノ』(Fiat Topolino)を欧州で発表した。
オリジナルのトッポリーノは1936年、フィアットが発表した初代『500』の通称だった。初代フィアット500は1936年、世界恐慌に冷え込むイタリア市場に投入された経済車で、当時、世界最小の量産車だった。そのサイズと姿から、「トッポリーノ=小さなネズミ」という名前で呼ばれた。
トッポリーノとして人々に親しまれた初代500は1955年、生産を終了した。今回、およそ70年ぶりに、トッポリーノのネーミングが復活した。新型トッポリーノは、全長2530mmの小型シティコミューターEVだ。丸目ヘッドライトを配したキュートなフロントマスクや、2シーターの室内などが特徴になる。
新型トッポリーノの最高速は45km/h。バッテリーの蓄電容量は5.4kWhで、1回の充電で最大75kmの航続を可能にした。フル充電に要する時間は、およそ4時間、としている。