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800馬力の『CR-V』、「究極ビースト」はインディカーエンジン搭載…ホンダが新映像を公開
ホンダの米国部門は6月27日、SUV『CR-V ハイブリッド』(Honda CR-V Hybrid)新型がベースのレーシングカー『CR-V ハイブリッド・レーサー』の開発の舞台裏を紹介する映像を公開した。
同車は、ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント (HPD) とオート・デベロップメント・センター(ADC)のエンジニア、アメリカンホンダの北米部門のデザイナーが、共同開発した。「究極の高性能ビースト」が、目標に掲げられた。
車体の下半分はカーボンコンポジット構造とし、巨大なフロントスプリッターとルーバー付きのフレアフェンダーを採用した。大型リアウィングとバタフライ式のハーフカットドアも装備されている。
パワートレインには、「インディカー」シリーズにホンダが供給している「HI23TT」型2.2リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。このエンジンに、Skeleton製スーパーキャパシタと Empel MGU製のハイブリッドモーターテクノロジーを組み合わせて、システム全体で800hpのパワーを引き出す。XTRAC製の6速トランスミッションは、パドルシフトで操作する。燃料には、Shellの100%再生可能なレース用燃料を使用する。
今回公開された映像では、14か月に及ぶ社内プロジェクトの裏側が語られている。インディカーのパワートレインを搭載した世界で唯一のSUVを製造するために、手作業で細心の注意が払われている様子が記録されている。