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【トヨタ アルファード 新型】200万円以上の価格上昇、ラインナップに下方展開の余地は?
トヨタ自動車は6月21日、ミニバンの新型『アルファード』ならびに『ヴェルファイア』を発売した。価格(消費税込み)が540万円からと、先代と比べると200万円以上の上昇だ。ただラインナップに車種追加の可能性もある。
トヨタ自動車では新型アルファードの開発にあたって「大切なご家族とのご移動や大事なお客様の送迎などのシーンで、運転する方も、後席にお乗りになる方も、乗る人全てが相手を思いやり感謝し合える空間を実現するため、『快適な移動の幸せ』を極める事をコンセプト」(解説資料)にしたという。
発表会のプレゼンテーションでもショーファードリブン、専任運転手付きの利用が訴求され、高級車イメージが訴求された。
いっぽう先代が2015年に導入された時点でのベーシック価格は、「X」グレードの319万7782円だった。2.5Lガソリンエンジン(2AR-FE)、トランスミッションはSuper CVT-iで2WD(FF)駆動、8人乗りという仕様だ。モデルチェンジ直前、前世代末期でも359万7000円だった。
これに対して新型の“最安値”は「Z」グレードの540万円。仕様は2.5Lガソリンエンジン(2AR-FE)、トランスミッションはSuper CVT-iで2WD(FF)駆動、7人乗りとなっている。トヨタ自身はZグレードについて「上質な装備が充実したミドルモデル」と表現している。つまり、より安価なベーシックモデルが設定される余地はある。
発表会で説明にあたったCVコンパニー製品企画ZH2の吉岡憲一チーフエンジニアによると、市場の動向を見てこのようなラインナップでローンチしたという。「8人乗りも考慮している」と、市場投入の予定を明言はしなかったが、含みを持たせていた。