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メルセデス・マイバッハ、最初のEVに「ナイトシリーズ」…『EQS SUV』をさらに豪華に

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスベンツは5月24日、メルセデス・マイバッハ初のEV『EQS SUV』(Mercedes-Maybach EQS SUV)の「ナイトシリーズ」を、米国ニューヨークで初公開した。

◆ローズゴールドやダーククロームをあしらったエクステリア
ヘッドライトには、ローズゴールドのマイバッハエンブレムとダーククロームのアクセントがあしらわれた。フロントグリルのパネルはダーククロームのマイバッハピンストライプで強調され、フロントバンパーのエアインテークインサートは、マイバッハエンブレムのダーククロームメッキパターンで仕上げている。

サイドウィンドウには、立体的デザインのブラックエッジが施された。ランニングボードはブラック仕上げで、ダーククロームのマイバッハエンブレムが付く。アルミホイールには、マイバッハパターンのインサートが備わる。

インテリアのレザーは、クリスタルホワイトまたはブラック&ブラックパールのコンビネーション。ダークバサルトグレーのコントラストトップステッチが施された。トリムは、ヘリンボーン柄のオープンポーズと純正アルミのピラスター仕上げ。足元には、エコニールのカーペットが敷かれている。

◆「MBUXハイパースクリーン」を標準装備
インテリアには、「MBUXハイパースクリーン」を標準装備した。3つのディスプレイすべてに、「ゼロレイヤー」とメルセデス・マイバッハ専用のスタートアップアニメーションを採用する。「MAYBACHモード」では、インストルメントクラスターに専用のアニメーションが表示される。

後席の乗員用に、前席の背もたれに2つの11.6インチディスプレイ配置した。標準装備の「MBUX High-End Rear Seat Entertainment」では、さまざまなディスプレイでコンテンツを迅速かつ簡単に共有できる。また、後席からナビゲーションの目的地を選んだり、変更したりすることも可能だ。

車外でも使用できる「MBUXリアタブレット」や、「MBUXインテリアアシスト」も標準装備した。カメラを通じて、身体や手の動きから乗員の要求を認識し、対応する機能(例えば読書灯の点灯など)を実行することができる。

◆後席にエグゼクティブシート
後席のエグゼクティブシートには、ベンチレーション、マッサージ機能、ネック&ショルダーヒーターが付く。また、ふくらはぎのマッサージ機能やショーファー・パッケージも用意されている。右後席の乗員がリクライニングポジションを選択すると同時に、助手席が自動的に前方に移動し、ショーファーポジションになる。

「ファーストクラス・リア」を装備すると、フロントセンターコンソールが後席まで続く。リアの収納部には、ウッドトリムがあしらわれた。センターコンソールにはマイバッハのエンブレムをフロアに投影するプロジェクターが装備される。

2つのサーマルカップホルダーと、MBUXリアタブレット用シェルフを標準装備した。センターコンソールに2つの折りたたみ式テーブル、冷蔵庫、銀メッキのシャンパンゴブレットを装備することも可能だ。

◆ツインモーターは最大出力658hp
メルセデス・マイバッハEQS SUVは、「EQS 680 SUV」グレードのみとなる。ベース車両のメルセデスベンツEQS SUVの「EQS 580 4MATIC」グレードと比較すると、前後のモーターは最大出力544hpから658hpへ、最大トルクは87.5kgmから96.9kgmへ、それぞれ114hp、9.4kgm強化された。

EQS 680 SUVの動力性能は0~100km/h加速が4.4秒と、EQS 580 4MATICの4.6秒に対して、0.2秒短縮。最高速は210km/h(リミッター作動)となる。エネルギー密度を高めた新世代のバッテリーを搭載。1回の充電での航続は、最大600km(WLTPサイクル)に到達する。