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ボルボカーズが戦略的投資、ドライバーの異常を検出する技術に…衝突しない未来を目指す
ボルボカーズ(Volvo Cars)は4月24日、イスラエルのディープテック脳モニタリングAIスタートアップ「CorrActions」社に戦略的投資を行うと発表した。脳の認知状況の悪化をモニタリングする技術を開発し、ドライバーをより深く理解することを目指す。
CorrActions社が開発したAI搭載ソフトウェアは、脳の活動を反映する微小な筋肉の動きから、ドライバーや乗員の認知状態の異常を検出する。例えば、ステアリングホイールなどのセンサーを利用することで、微小な筋肉の動きが、ドライバーの注意散漫、酩酊、過度に疲れているなど、さまざまな認知症状のヒントになるという。
ボルボカーズは、コーポレートベンチャーキャピタル部門のボルボカーズ・テックファンドを通じて、CorrActions社のソフトウェアをテストした後、今回の資金調達を主導した。ボルボカーズによると、CorrActions社の技術は、将来の安全システムを補完するものであり、その結果CorrActions社に資本参加し、その技術のさらなる開発と商業化を支援することを決めたという。
ボルボカーズは、自動車が衝突しない未来を目指している。そのために、ドライバーの心理状態を理解することが重要、と位置づける。CorrActions社が開発したテクノロジーは、ボルボカーズのエンジニアにとって非常に興味深いという。