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メルセデスベンツ『Eクラス』新型、「MBUXスーパースクリーン」採用へ…内装写真
メルセデスベンツは2月22日、ミドルクラスモデル『Eクラス』(Mercedes-Benz E-Class)の新型のインテリアを先行公開した。
◆オプションの助手席用スクリーンを選ぶとダッシュボード全面がディスプレイに
新型Eクラスの開発における目標のひとつが、デジタルカスタマーエクスペリエンスにおける新しいベンチマークを設定すること。スポーティ、高品質、デジタルの3つが、新型Eクラスのインテリアのキーワードになるという。
新型Eクラスのインテリアのハイライトのひとつが、「MBUXスーパースクリーン」だ。助手席用スクリーンをオプションで装備した場合、MBUXスーパースクリーンの大きなガラスディスプレイが、ダッシュボード全面を覆う形になる。
新型では、ドライバー正面のデジタルディスプレイを、2つの表示スタイル(クラシックとスポーティ)と3つのモード(ナビゲーション、アシスタンス、サービス)によって、カスタマイズできる。「クラシック」スタイルでは、2つのダイヤル式メーターが配置され、車両関連の情報を含むさまざまなコンテンツが、2つのメーターの間に表示される。
「スポーティ」スタイルでは、ダイナミックにデザインされたレブカウンターがドライバー正面のデジタルディスプレイ中央に大きく配置され、アンビエント照明を含めてレッドカラーで統一される。このアンビエント照明は、グリーンなど7種類のカラーテーマから選択できる。
◆『Zoom』を利用して車内から会議に遠隔参加が可能
メルセデスベンツは Google の「Place Details」へのアクセスを、新型Eクラスの車載インフォテインメントシステムで可能にする。営業時間、写真、評価、レビューなど、世界中の2億を超えるビジネスや場所に関する詳細情報を検索できるようにする。Place Details は、最新世代のMBUXを搭載する新型Eクラスで利用できるようになる予定だ。
また、メルセデスベンツのソフトウェア技術者は、サードパーティのアプリを、スマートフォンを介さず、車両に直接インストールできる新しいシステムを開発した。
例えば、ドライバーは、ビデオ会議アプリ『Zoom』を利用して、車内から会議に遠隔参加することができる。この時、室内のカメラを使う。ドライバーの注意散漫を避けるため、運転中は映像の送信が行えない。新しいソフトウェアアーキテクチャによって、アプリは将来、迅速に車両に組み込まれるようになるという。
◆『TikTok』やモバイルゲームの『アングリーバード』を車載化
新しい 「App Store」が 「Mercedes me Store」に統合され、アプリのラインナップは徐々に拡大していく。 このように、新型Eクラスは最新の状態を維持し、さまざまなパーソナライズを行うことを可能にしている。
新型Eクラスの発売時には、複数のアプリが車載化できるようになる予定だ。『TikTok』をはじめ、モバイルゲームの『アングリーバード』、クラウドベースのコラボレーションソリューション『Webex by Cisco』、ビデオ会議システム『Zoom』などが予定されている。
エンターテイメントポータルの「ZYNC」も、新型Eクラスに参画している。ダッシュボード中央ディスプレイとオプションの助手席ディスプレイに、ビデオストリーミング、オンデマンドコンテンツ、ローカルビデオプログラム、スポーツ、ニュースなどを表示する。30以上のストリーミングサービスが利用可能で、さらに多くのパートナーやチャンネルが参加する予定、としている。