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【トヨタ プリウス 新型】PHEV発表、圧倒的な動力性能と環境性能を両立…価格は460万円
トヨタ自動車は、『プリウス』新型のプラグインハイブリッド車(PHEV)を「Z」グレードに設定し、3月15日に発売する。価格は460万円。
プリウス新型のコンセプトは「Hybrid Reborn」。高い環境性能に加え、「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を兼ね備えたエモーショナルなクルマを目指して生まれ変わり、1月に発売したハイブリッド(HEV)モデルは好評を得ている。
今回、Zグレードに設定するPHEVモデルは、コンパクトかつ大容量な駆動用バッテリーと、高出力の駆動用モーター、高効率なガソリンエンジンを組み合わせた最新のプラグインハイブリッドシステムを搭載。プリウスのハイパフォーマンスモデルとして登場する。
◆システム最高出力223ps、0-100km/h加速6.7秒
プリウスPHEVは、新開発の「2.0リットル プラグインハイブリッドシステム」をトヨタ初採用した。最新の第5世代ハイブリッドシステムをベースに、コンパクトかつ大容量な駆動用バッテリーや高出力の駆動用モーターを組み合わせ、システム最高出力は従来型比約2倍の223ps、0-100km/h加速6.7秒を達成。プリウスの高性能モデルとして圧倒的な動力性能を確保しながら、19インチタイヤ装着車は26.0km/リットル、17インチタイヤ装着車では30.1km/リットルの低燃費(WLTCモード)を実現している。
EVモードでは、日常のドライブのほぼすべてを電気だけで走行可能な性能を確保。19インチタイヤ装着車でEV走行距離87km、17インチタイヤ装着車では従来型比75%向上となる105kmを達成している。また、山道などアクセル・ブレーキの踏み替え頻度が高い走行シーンで活躍する「回生ブースト」機能を搭載。設定に応じてBレンジ以上に相当する強い回生ブレーキを発生させ、ペダルの踏みかえ回数を減らしつつ、ドライバーの意のままの走りを実現する。
◆非常時に役立つHEV給電モードを設定
PHEVならではの機能として、レジャーやアウトドアで役立つ「EV給電モード」に加え、停電や災害などの非常時にクルマを電源として活用できる「HEV給電モード」を設定。HEV給電モードでは、はじめはバッテリーのみで給電し、バッテリーが一定の残量を下回るとエンジンがかかり給電を継続。バッテリー満充電・ガソリン満タンの状態から約5日分の電力を供給できる。給電用の装備として、室内への虫などの侵入や雨天での雨水の侵入を防ぐ外部給電アタッチメントを標準装備。ドアガラスを閉じたままでの外部給電を可能とした。付属のヴィークルパワーコネクターを充電インレットに差し込むことで、100V/1500Wの外部給電コンセントとしても活用できる。
また、1年間でEV走行1250km分に相当する電力を生み出す第2世代の「ソーラー発電システム」を設定。高効率ソーラーパネルを車両ルーフに搭載し、充電スタンドがない駐車場や災害等で停電した場合でも、太陽光さえあれば充電ができる。ソーラーパネルで発電した電力は、駐車中は駆動用バッテリーへ充電し、走行だけでなくエアコンなどさまざまな機能に電力を供給。走行中は補機バッテリー系統に給電することで駆動用バッテリーの消費を低減する。
新たに搭載する「マイルームモード」では、普通充電時にパワースイッチをONにすると、外部電源の電力を利用してエアコンやオーディオの使用が可能。エンジンをかけずに車内で快適に過ごすことができ、車内をもう1つの部屋としてテレワークや休憩などに活用できる。
◆スポーティなPHEV専用デザイン
プリウス新型は、HEV・PHEVモデルとも同じボディデザインを採用しつつ、細部の造形や配色を変えることでそれぞれの個性を表現。PHEV専用のデザインとして、ハイパフォーマンスな走りを予感させるスポーティかつダイナミックな造形の19インチアルミホイール、先進性を強調する金属調シルバー塗装のロアグリルとグレースモークカラーのテールランプを採用した。