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牙LEDが垂直になった!プジョーの大ヒットSUV『2008』改良新型、変更点が見えてきた
プジョーは現在、人気クロスオーバーSUV『2008』改良新型の開発に着手している。スクープサイト「Spyder7」が捉えた最新プロトタイプから、その変更点が見えてきた。
2008は2013年に登場。2019年にPSAグループ(現ステランティス)共通の「CMP」プラットフォームを採用した第2世代にバトンタッチ。フルEVの『e-2008』もラインアップに加えている。2021年には欧州で5番目に売れたモデルになったが、2022年には早くもトップ10から落脱。大幅改良に期待されている。
2月前半に捉えたプロトタイプは、ボディ後部だけが偽造されており、ノーズは現行型と同じライト、グリル、バンパーが取り付けられていた。しかし、今回撮影したプロトタイプでは、フロントエンドをカモフラージュしているが、一つの大きな違いを見つけることができた。
現行車では、ヘッドライトユニットの下に取り付けられたDRL(デイタイムランニングライト)のファング(牙)が、下部へ向かって内側に傾斜している。しかし、この車のカモフラージュを通して見える牙は、より垂直方向に伸びているように見える。
またこのスパイショットでは確認できないが、改良新型では、グリルが新しい『308』セダンに見られるものと同様に、わずかに異なるメッシュパターンを採用する可能性が高い。308でデビューした新しいコーポレートグリルバッジも装着されるはずだ。
リアエンドでは、テールゲートとリアバンパーが新設計され、LEDテールライトのグラフィックが変更。いずれも最新モデル『408』に倣ったアップデートとなるとみられる。
インテリアのアップグレードには、デジタルコックピット用の新しいソフトウェアとトリム、および室内装飾用の新しいオプションが含まれるマイナーなアップデートがなされる可能性が高いが、最大の変更はボンネットの下で行われる。
プジョーは最近、最高出力100psおよび130psを発揮する新しい1.2リットルのマイルドハイブリッドPureTechエンジンを発表した。それぞれに、6速デュアルクラッチの内部に取り付けられた21kW (29 PS)の電気モーターを搭載。これにより効率が15%向上すると報告されており、改良新型ではこの新エンジンが期待できるだろう。
またEVの「e-2008」も同様のスタイリングアップデートの恩恵を受けて、レンジのトップを維持。大型化された51kWhのバッテリーと、158psへ馬力向上した電気モーターが前輪に動力を供給、EV航続距離は214マイル(344km)から約248マイル(400km)へ伸びるという。
2008改良新型のデビューは2023年後半、遅れれば2024年初頭となりそうだ。もちろん、日本においてもプジョーの主力モデルとなることは間違いない。